普通の電子メールを送るとファクスになると言われてもしっくりこないかもしれませんよね。電子メールは電子メールだし、ファクスはファクスですよね。ファクスは紙をスキャンしてピーガーって音がして電話回線で送れるものですよね。
電子メールをゲートウェイに送る
電子メールでファクスを送るという表現はあまり正しくありません。電子メールをゲートウェイに送り、ゲートウェイがその電子メールを解釈して、電話回線でファクスを送るというのがより正しいでしょう。
どのようにしてゲートウェイは解釈するのか
送信先電話番号の指定
メールを送るときは To: に宛先のメールアドレスを指定します。メールアドレスは通常、”ユーザ名@ドメイン名”のような構造になります。ドメイン名はeFaxであればefaxsend.comのようになります。
ユーザ名は送りたい電話番号を指定することになります。例えば03-1234-5678にファクスを送りたい場合は81312345678のように、国際電話のように国番号(日本は81)と市外局番の0を抜かした電話番号で指定します。
ファクス本文の指定
ファクスに送る画像は、電子メールの添付ファイルとして送ることになります。PDF文書とかワード文書とかJPEG画像とか様々なファイルフォーマットがありますが、添付するファイルはゲートウェイがサポートするファイル種別でなくてはいけません。
サポートしてるファイル種別であれば、ゲートウェイが白黒のファクス用の画像フォーマットに変換してくれます。それが指定した電話番号にファクスされます。
ファクス送付状の指定
ファクスを送る際に送付状を添える場合も多いと思います。受け取り手はファクスを大勢で共有してる可能性がありますので、誰宛のファクスで、急ぎなのかといった内容を含めて送付状に記入するのは必要なことです。
わざわざ送付状をワードなどで作成しないで良いような仕組みがあります。メール本文に書いた内容がそのままファクス送付状になります。便利ですよね。
また送付状を送る必要がない場合は、{nocoverpage}のように本文に明記したりもします。
まとめ
クラウド型インターネットファクスでは、電子メールを使ってファクスを送ることができます。しかし、電子メールのまま相手に届くのではなく、電子メールをクラウドにあるゲートウェイに送り、その電子メールを解釈したゲートウェイが実際の電話回線を通じてファクスを送ることになります。